大人の科学 真空管ラジオを作ってみた

最近、学研から出ている大人の科学がえらく人気があるようですね。学研とくれば、私が小学生時代にお世話になった
「○年の学習」「△年の科学」でございます。なんといっても付録が興味津々で、付録のために買って貰っていたような。
で、その年代の琴線をくすぐるのが「大人の科学」のようですね。今回、電池管3本を使った真空管ラジオのキットがヤフオクで安く手に入ったので、早速組み立ててみました。
http://www.smz.jp/smz460/tube-radio.JPG
このラジオの詳細は、リンクをたどって頂ければいいかと思います。
組み立て時間は約1.5時間でした。特殊な工具は不要ということで、真空管のソケットや主要部品はプリント基板に半田付け済みで、基板から出ているリード線をからげ配線しセロハンテープ!で絶縁する作業と、アンテナ枠を組み立ててリッツ線を巻き、アンテナを作る所が一番時間が掛かる作業です。
http://www.smz.jp/smz460/radio-before.JPG
しかし、さすがにからげ配線では接触不良が出てしまい、再生ボリュームを廻しても再生のかかり具合が変わらないトラブルが出てしまい、結局全部半田付けすることにしました。
http://www.smz.jp/smz460/radio-after.JPG
このラジオ、バリコンはブック型バリコンなんですね。コンデンサの仕組みを理解するにはもってこいの構造です。しかし、アルミ板でできていてリード線の接続端子も出ているのですが、アルミの端子には半田付けはできませんので後日ファストン端子で接続しようかと。

さて、インプレッションですが、現代のラジオと比較すると大変申し訳ない性能ですが、自宅の京都府宇治市からですとKBS京都(1143kHz)は送信所が直近ですからアホ程良く入ります。NHK大阪第一(666kHz)、NHK大阪第二(828kHz)も問題なく受信できました。在阪民放ですとABC朝日放送(1008kHz)が、KBS京都の混信の合間に聞こえてきました。後、ラジオ関西(558kHz)も良好に受信できました。夜間であったことから、ラジオ韓国(711kHz)も受信できましたよ。分離はイマイチですので混信しますし、周波数が接近していますと当然つぶされます。

電源は、A電源は単二電池一個で1.5V、B電源は006P 9V電池を4つ使用して45Vで動作します。

現在、このラジオの改良版で、「大人の科学 真空管ラジオver.2」がでています。大阪日本橋共立電子産業の店頭にいっぱいありましたね。どうです、作ってみますか?